学問ノススメという本がります。
幕末から明治にかけて国の制度も変わり、農業国から工業国へと産業も変わり、世界との関わりあい方も変わった時代です。
今のまま生きていて良いのか?何か変わらなければいけないのか?
人々の気持ちも考え方も(多分)大混乱していた時代に座標を示した画期的な本とされています。
---豊かになりたかったら勉強しなさいよ---
当時の人はびっくりしたのではないでしょうか?僕はこの考えに賛成です。
確かに一番(確実に)お金になるのは学問なのではないでしょうか?
しかし、現実にはどうなのでしょうか。
若くして外科の教授になった友人がいます。日曜日になると「明日行きたくない~」と言っています。
若くして裁判官になった女性がいます。日曜日になると「明日行きたくない~」と言っています。
どちらも人間関係で悩みがあるようです。
少子化のニュースを見ていたら大学教授が「将来が不安」と言っていました。こちらはお金の問題です。
医学部教授は理系の、裁判官は文系の学問を究めた人たちです。
大学教授に至っては貴方が将来の不安を言っちゃだめでしょ。豊かになる前提で学問しているのですから。
同じように多くの弁護士さんも「弱者の救済」とか「環境保護」とかやりたい仕事はたくさんあるのに、それでは食べていけないから仕方なく「痴話喧嘩の仲裁」等をやった資金で弱者の救済をする。
どうも学問だけでは駄目なようです。
人間関係が面倒ならその仕事辞めて別の仕事すればいいじゃんと思います。
でもそれは出来ない。それはその仕事しないと変わりの仕事がないからです。
つまり、医者だって弁護士だって大学教授だって、仕事がバンバンある状態なら人間関係や将来の不安など考える必要はないと思います。
この課題を解決するためには、僕はお金になる学問が必要だと思っています。
もう一つ、「正直を現金化すること」も僕のテーマです。
あなたは嘘をついて仕事したいですか?したくないですよね。
もし偽物の壺を売って来いと言われら、最初から悪意がありますから、正直に売るより楽かもしれません。
人の無知に付け込めばお金貰うのは簡単だからです。
では、正直者はどうやって壺を売ればいいのでしょうか?
要するに、私たちが目指すのは「学問と正直を現金化する」ことです。
そして、出来れば、やりたいこともやりたいです。
正直者が学問をして、やりたいことで現金を手に入れる。殆ど想像つかないでしょ。
正直に言って、うちがこの命題通りにできているかはわからないです。
でも、何を信じていいかも分からない混乱した時代に、こんなことを考えている会社があっても良いのではないか?
ましてや我々は会計事務所です。
お金や税金に関して、真っ正直に学問とアイディアを武器に商売してるって面白くないですか?
ぼくは面白いと思っています。
それに、私たちはそこに需要があると思っています。
何故かというと、結局は「本物しか残らない」と思っているからです。
本質しか残らない。
本物しか残らない。
完成した偽物は本当に要らない。
本物なら未完成で十分。僕も未完成だから。
そう思っています。 あなたも我々と一緒に働いきませんか?